〜廃止後の代替バスが運行されない県境バス停を見に行く〜 |
気を取り直して旭ヶ丘営業所を発車して、しばらく市営バスの 後を追いかけていきます。 |
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運賃表にやっと運賃額が表示されるようになりました。 次のバス停は岩手県内の角の浜です。 運賃は八戸駅から610円、館花下から490円、旭ヶ丘営業 所から420円となっていますが、南部バスと比べると安い のですね(^_^; |
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いよいよ青森県階上町を抜けて岩手県種市町に入ります。 | |
岩手県内種市町に入ってすぐに角の浜バス停があります。 今回の八久線の乗車はここまで。 |
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私だけ降りて残り2人の乗客を乗せた久慈行きは、発車して いきました。 |
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角の浜に立つJRバス東北のバス停ですが、なんとも悲惨 な姿を晒していました。 丸板が外れてバス停名もありません。 悲しい…。 |
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角の浜バス停には立派なバスベイが欠き取られていますが、 バスベイを必要とするほどバスの本数もありませんし、交通量 も多くないと思いました。 しかし、さすがに直轄国道だと道路整備も行き届いているという 証拠ではありますが。 |
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反対側の八戸駅行きのバス停も丸板はありますが、バス停 名の表記が見えなくなっていました。 なんだか置いてあるだけという感じですね。 |
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時刻表も八戸駅行きが1本だけシールで貼ってあるだけの 簡素なものしかありません。 経由:備考欄に岩手県内各駅停車と書いてあるのが、快速 扱いらしいですね。 |
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消えかかったバス会社の表記だけがあり、バス停名称が 書いてありません。 |
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帰りの足はありませんので、歩いて角の浜から脱出しなくて はいけません。 まずは徒歩で岩手県から青森県へ入ります。 |
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階上町に入ってすぐに種市町のマスコットらしい「ダイちゃん」 を見つけました(笑) ダイバーとウニの組み合わせらしいですが、意味がイマイチ 分かりません( ̄□ ̄;) |
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さらに八戸方向に進んでいくと、前回八久線に乗った時に 車窓から見た市営バスの廃車体とめぐり会う事ができました。 どうやら貸切車の廃車体のようですね。 形式は三菱MS615Nでしょうか? 市営バスでは珍しい三菱車ですね。 昔のカマボコ型が流行した時代らしい流線型のデザインに懐か しさを感じます。 |
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後ろ半分が地面に埋もれているような感じになっています。 | |
後部から見るとこんな感じです。 | |
さらに後部を見てきます。 ブレーキランプが横並びであったのも、この時代のバスの 特徴ですね。 |
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角の浜から歩いて30分ほどかけて階上町道仏に着きました。 国道45号の道仏交差点から右に折れた細い道にバス停を 発見しましたが、南部バスの石渡口というバス停でした。 これでなんとか歩いて行かずに済みそうです。 |
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石渡口バス停の周辺は何もない所でした。 | |
南部バスの階上中学校線(石鉢経由)のバス停だったの ですね。 ラピアバスターミナル行き17:07発のバスに乗れることが分 かり、ここでの待ち時間は20分ほどで済みました。 |
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定刻より少し遅れてバスがやってきました。 これで無事に八戸市内に帰れます! |
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やってきたバスはCJMでした。 これから重量感ある走りっぷりを堪能して八戸に戻ります。 |
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余談ですが、八戸市と階上町の市境にあるバス停が 「第二のぞみ園」となります。 ここにもぜひ一度降りてみたいと思います。 場所は国道45号の工業大学前の次のバス停になります。 |
八戸市内に戻ってきました。 今回の八久線の乗車で八戸市では殆ど八久線についての情報がなく、かつ関心が皆無であったことが再び実感できた感じがします。 1日1往復だけでこれまで運行され続けてきましたが、八久線の廃止については青森県内の新聞にも掲載されることなく、代替交通 手段が確保されることなく、このまま静かに最終日を迎えてしまうのだろうと思いました。 長年クローズドドア方式で運行されてきたこと、八戸線との平行路線であることが大きな理由だと思いますが、前回の乗車人数と今回 の乗車人数を見る限り、代替交通手段は必要性を感じることはありませんでしたので、仕方ないことなのだと痛感した感じです。 角の浜バス停が朽ち果てかかっていたことからも、いかに利用者がいなかったかを感じさせるものでした。 逆に言えば、これまでよくぞJRバスが路線の運行を継続してきてくれたことを感謝したいと思うようになりました。 八久線が廃止されても、JRバス東北は高速バス「うみねこ」号で久慈営業所の車両が乗り入れてくることに変わりありません。 バス事業者が民間であれば採算性が悪い路線を廃止するのことは当たり前のことですから、そういった点でも仕方ないことです。 国鉄バス時代から運行され続けてきた八久線は歴史的な役割を終えて平成17年3月31日限りで廃止されます。 本当にこれまでお疲れさまでした。ありがとう、そして、さようなら八久線。 |