南部バス"新"岬台団地線開業式レポート

平成19年4月1日から南部バスの岬台団地線が新路線として生まれ変わりました。
これまでの路線バスから新しい取り組みを目指した新しい岬台団地線の出発セレモ
ニーが岬台団地内の岬台中央公園にて行われました。
新路線にかける南部バスの意気込み、そして住民たちの期待感も込められ、新しく
なったバスは今後どのようになっていくのでしょうか?

新岬台団地線について(南部バスのチラシより抜粋)
 八戸市内のバスは、車社会の進展により利用者が減り続けています。このままではバスは無くなってしまうかも
しれません。そうしたらバスしか移動手段がない人はどうしたらいいのでしょう。車は確かに便利です。でも地球
温暖化の原因となる二酸化炭素の排出や交通渋滞など良いことばかりではありません。
 このバスは、南部バスとNPO法人青森県環境パートナーシップセンター・八戸マイバス検討委員会、ショッピ
ングセンターラピア・ピアドゥという、バス事業者、住民、商業施設の3者が連携することでバス利用を促進させ
ようという新しい試みです。予定では、
●商業施設との連携による割引等のサービス
●NPO・市民グループとの連携によるバス利用促進活動
●停車中はエンジンが停止する環境にやさしいアイドリングストップバスでの運行
●床が低く乗降しやすいワンステップ仕様、車いすでも乗降可能なスロープ付など人にやさしいバスでの運行
 など順次実施し、以後も様々な取り組みを予定しております。
 南部バスでは、バスをマイカーならぬ”マイバス”として気軽に利用していただくためのきっかけとなるよう、
このバスで様々取り組んでまいりますのでよろしくお願い致します。

新路線にふさわしく行先番号も新しい7番が登場しました。旧7番は市営バスの栄町行きでしたが、久しぶりの復活となります。確かに栄町とラピアは隣同士ですから、合っているかもしれません。 出発セレモニーの会場となった岬台中央公園にエルガミオが横付けされました。
基本的に岬台団地線は、このエルガミオが専用車となります(専用車は2台)。
出発セレモニーのために、南部バスお手製の看板も設置されていました。この路線に賭ける南部バスの力の入れようが伝わってきますね。
当日はあいにくの雨模様となり、出発セレモニーが始まる時間まで公園内のドームにて子供たちは雨宿りしていました。 最初に南部バスの社長さんからのご挨拶から始まりました。 続いて岬台の町内会長さんからの祝辞が述べられました。
子供たちが主役のテープカットが行われました。子供たちは自分たちでハサミを持参してきていました。環境にやさしいをテーマに自分たちで用意できるものは自分たちで用意するがルールだったようです。 出発セレモニーを終えて岬台団地内を一周する試乗会となりました。バスに乗った子供たちからは歓声が上がっていたのが印象的でした。 プロの運転で安心して乗れるバスは快適そのものです。エルガミオはアイドリングストップバスですので、環境にもやさしいバスとなっています。
試乗会の後には子供たちにボランティアスタッフから記念品が手渡され、大喜びしていました。 ラピア到着後に運転手から初の試みであるお買い物割引券が乗客一人一人に手渡されます。このバスに乗ってラピア・ピアドゥへ行くと買い物の割引が受けられるという特典も用意されています。 終点ピアドゥに到着すると方向幕を回送に変えて再び岬台団地に戻っていきました。今回の路線で初のピアドゥ終点の系統が誕生しました。

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