H20.4ダイヤ改正前レポート
南部バス編
◆八戸ニュータウン線の見直し(減便と路線廃止・一部新設含む)
2002年12月ダイヤ改正から八戸ニュータウン内の路線延長、停留所の増設、増便等の改正を行いました。しかし、八戸ニュータウンは人口が増加しつつも、青年層を中心とした人口構成比が高いことからマイカー保有率が高く、バス利用者が伸び悩んでいる状態にありました。
2007年4月ダイヤ改正で午前中を中心に減便と八戸駅〜八戸ニュータウン〜中心街の通し運行を見直し、一部を白山台小学校行き、八戸営業所行きとして、運行区間縮小を行いましたが、改善が見られず、今回のダイヤ改正で中心街行きを市営バスと同じルートで運行(ウェルサンピア八戸まで)すること、八戸駅行きは南鹿島(今改正で「北白山台」へ改称)・ウェルサンピア八戸を通らず、白山台住宅前から高専前・日赤経由で運行する路線を分割する見直しとニュータウン発を大幅に減便する見直しを行うことになりました。
中心街発着は、ウェルサンピア八戸〜八戸ニュータウン間を市営バスと同じルートで運行するように変わります。
この見直しにより、東白山台と丹後平の停留所が新設されますが、丹後平の停留所は、2002年11月30日以来の復活となります。
運行間隔も市営バスと調整しているそうですので、ダンゴ運転が改称されることになります。
八戸駅発着は八戸ニュータウンからの便数が大幅に減便されるため、大部分はウルスラ学院前発着となります。八戸ニュータウン発八戸駅行きは平日が午前3便、土休日は午前2便のみとなり、大幅に減便されることになっています。
また、ウェルサンピア八戸を経由しなくなるため、「温泉入場券付き乗車券」が廃止されます。
◆小中野バスセンター停留所の廃止
2001年8月1日から高速バスの発着がラピアバスターミナルへ移転してから、細々と路線バスの転回場として使われていましたが、江陽バスプールの開設に伴い2005年10月30日にバスセンターは閉鎖されて以来、停留所だけが旧名称のまま残されてきました。
同じ場所でありながら、八戸市営バスは小中野二丁目、南部バスが小中野バスセンターと違う停留所名でしたが、小中野バスセンターが廃止されることにより、この違いも解消されます。
◆二ツ家線(千葉高校通経由)の廃止
停留所がない場所から発車していた二ツ家線(千葉高校通経由)。一時期は1日10往復ほど運行されていましたが、今では小中野バスセンター発八戸営業所行き片道1本のみに減少していました。 千葉高校通経由八戸営業所行きは停留所前から乗車できない旨が時刻表に記載されていました。「下記案内図をご覧下さい」と書いてありましたが、一昨年辺りから案内図はなくなってしまい(誰かに悪戯されたっぽい)利用者は迷っていたことでしょう。
◆根城七丁目経由八戸駅線の系統廃止
八戸市営バスとの八戸駅線共同運行化に合わせて、根城七丁目経由の便が廃止されました。この廃止により、卸センター通〜根城大橋〜根城浄水場〜平中間、小中野バスセンター廃止に伴い、小中野駅通〜小中野バスセンター〜盲ろう学校通間が路線廃止となり、ゆりの木通りを営業運転する南部バスが見られなくなりました。
平日のみ1日1本(八戸駅7:38発)の小中野バスセンター行きは、日赤病院・田面木・(根城)浄水場通経由で運行されていました。
南部バスで唯一八戸駅行きとして運行していた小中野バスセンター発根城大橋経由八戸駅行きの廃止により、八戸駅線の根城大橋経由は全て八戸市営バス単独運行になります。
◆八戸駅線共同運行に伴う小中野バスセンター行き廃止⇒ラピア行きへ変更
八戸駅線が八戸市営バスと共同運行化されること、小中野バスセンターが廃止されることに伴い、八戸駅発小中野バスセンター行きがラピア行きに変更されます。この措置により終点の行先が市営バスのラピア行きと被ることで分かりやすさが向上すると思います。ところで公共交通再生プランに示している「中心街」行き表示はどうするんでしょうか?
◆一戸線の廃止
南部バスで変則的に岩手県内のみ発着で運行されていた一戸線(舌崎〜金田一温泉駅〜二戸駅〜一戸駅)が廃止されました。もともと三戸駅〜一戸駅まで青森県と岩手県の県境を結ぶ路線でしたが、運行費補助金が岩手県の単独補助に変更されたことから、青森県内の三戸駅〜舌崎間を廃止し運行されてきました。
一戸線は岩手県内でJRバス東北の停留所を間借りしたり、二戸駅ではJRバスの車庫内を迂回するといった他の路線にはない珍しい光景が見られました。
◆上郷直通線の田子〜夏坂、新田間を廃止
田子町コミュニティバス運行開始に伴い、三戸駅〜田子〜夏坂と三戸駅〜田子〜新田を系統廃止し、三戸駅〜田子へ統合されます(写真は一戸駅で方向幕回転中に撮影した新田行き)。

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