スターエクスプレス・フロンティア 【ドキュメント】南部バスの変化を追う! シリウス号→STAR EXPRESS フロンティア
南部バスは2010年6月30日を以て長らく運行してきた八戸〜東京間の路線高速バス「シリウス号」から撤退し、7月1日から高速ツアーバスの最大手であるウィラートラベルと乗合バス事業者が提携し、高速ツアーバス「スターエクスプレス・フロンティア」「ウィラーエクスプレス」として運行を始めるという、これまで乗合バス事業者が歩んだことがない一歩を踏み出しました。
南部バスが高速ツアーバスに進出したことは大都市と地方都市間の長距離バスのあり方に一石を投じる事例になると思われます。
ここでは、6月30日のシリウス号最終運行便と7月1日のツアーバス出発式、スターエクスプレス・フロンティア初便に至る南部バスの変化ぶりを追いかけました。
7月1日 STAR EXPRESS フロンティア第1便出発 
フロンティア初日便は、八戸港フェリーターミナルからの乗客がいないため、八戸駅西口を始発として運行開始となりました。
南部バスが夜行バスとして八戸駅西口へ乗り入れるようになったのは、今回が初めてとなります。
この日、八戸駅西口からは4名ほどの乗車がありました。
シリウス号だと八戸駅から馬場まで路線バスで出るか、八戸線に乗って本八戸駅まで出なければ乗車することができませんでしたが、フロンティアとなって八戸駅西口に乗り入れるようになったことで列車からの乗り換えや路線バスとの乗り換えが格段に便利になりました。
ラピアバスターミナルにも乗り入れ、乗客を出迎えます。
初日第1便は本八戸駅からの乗客が多くあったようです。
後から聞いた話によると、この日の乗客は24名だったそうです。
初日から、ほぼ満席に近い状態になるとは幸先良いスタートになりました。
フロンティア出発の5分後に十和田市から乗客を乗せてきた十鉄のシリウス号がラピアバスターミナルに到着しました。
ラピアからの乗客は僅か1名のみ。
後から聞いた話によると、この日の乗客は15名だったそうです。
フロンティアと対照的に明暗が分かれる形となったのでしょうか?
南部バス観光のラピアトラベルカウンターは閉店後でも南部バス八戸営業所との直通電話があり、問い合わせの応対もできるようになっています。
シリウス号の問い合わせは十鉄へお願いしますとの貼り紙が出されていました。

TOPへもどる