『類家バスセンター』の謎に迫る！

『八戸のりもの今昔物語』のラピア会場で展示されていた「南部鉄道・南部バスのりもの博ザ・発見！！」にて見つけた「昭和52年12
月25日類家バスセンターを小中野へ移転」という記述を見つけ、「類家バスセンターはいったいどこにあったのか？」という疑
問を抱きました。
歴史的資料が極めて少ない中、私にできることといえば関係者の方から直接お聞きした話を基に、自分の足で調査することしかありま
せんでした。
そして、その証言を基に調査してきた結果をここにまとめたいと思います。
しかし、ここに発表した調査結果が必ずしも事実ではないかもしれない要素があることを前もってお断りしておきますので、ご承
知おきください。

まずは基本的な情報の整理から行います。
現在の小中野バスセンターとは、ここにあります。
小中野バスセンターとは、かつて高速バス（東京・仙台・盛岡・弘前）の発着拠点として平成13年７月31日まで使用されていました。
また、路線バスの発着拠点として八戸駅線を始め、多くの路線が発着していたいわば折り返し場として機能してきました。
しかし、平成13年８月１日よりラピアバスターミナルが開設されると、高速バスが移転し、路線バスも平成14年12月から田子・三戸・
南部・名川・福地への運行系統等も移転されました。
その後、小中野バスセンター～ラピア間の回送系統が100円バス化されたりといった動きも出ていますが、そしてついには、平成17
年４月１日には窓口・待合室も閉鎖されてしまい、無人の施設となってしまいました。また小中野バスセンターも売却用地となった
ことで、今後の動向が注目されるところです。
また、Wikiペディアにも私が調べるきっかけとなった類家バスンセンターの記述があります。
では、類家バスセンターはいったいどこににあるのか？
関係者の証言をまとめた結果、ここが類家バスンセンターがあった場所と言われてます。
しかし、とてもじゃないですが、

ここは類家じゃない！

という怒りの声が上がってきそうです(^_^;
それについては、私も何回も同じような質問をぶつけてみましたが、返ってきた答えは、「同じ小中野だと今の小中野バスセンターと間
違えてしまうために、やむなく近くの地名である類家バスセンターと名付けてみた」ということでした・・・。
でも、近くの地名であれば柏崎新町バスセンターでも良さそうな気がしますが、

なぜに類家？

という回答まで得られず仕舞いとなってしまったのです。
実はこの辺りの歴史資料については、まだはっきりとしていない点が多いらしく、いろいろと調べているとのことでしたので、いずれそ
の結果が何かしらの形（例えば別のイベント等で発表されるとか）になるかもしれないとの話も承っていますので、その結果を待ちた
いと思います。
ということで、

今回は中間結果での発表ということでご理解ください。

	小中野バスセンターです。かつてここに移転する前に存在していたとされる「類家バスセンター」に向ってみることにします。
	県道１号とJR八戸線がオーバークロスする交差点付近です。ここからほど近い場所に証言で得られた「外科種市病院」があります。外科種市病院の付近がどうなっているのかは、こちらの地図を見ると分かりやすいです。
	JR八戸線のガード下を走る南部バスの岬大団地行き。
	やってきました。ここが外科種市病院です。この裏手が、かつて類家バスセンターがあった場所と言われている場所です。裏手といっても、この建物の裏手にはバスセンターがあったような広い土地があるのか？と思いました。しかし、証言によると「今は民家が立て込んでしまって当時の面影は何も残っていない」ということでした。とりあえず周囲を見てバスが入って行けそうな道がないか調べてみました。
	ちょうど病院のすぐ隣に脇道らしきものを見つけました。でも、バスが入っていくにはちょっと狭い道だなと感じますね。写真右手にある網がなければ、少し広く道も取れそうですが。
	上の写真の道を勝手に入っていく訳にはいきませんので、裏手に回れそうな道を見つけて入ってみました。なお、取材時にはこの土地にいる方の許可を得て撮影したものです。ここがちょうど類家バスセンターがあったらしい場所に位置しています。今は酒屋さんの空きビンなどが保管されている場所らしいのですが、奥には少し広めの場所もありそうな雰囲気がしましたので、ここにバスセンターがあったのかもしれません。
	上の写真の場所に辿り着くまでに歩いた道を撮影したものです。ちょうど一番上の写真にある交差点側から中心街方向に向って歩いてくる感じです。この広さであれば、バスが入って来れると思いました。

今回の調査では、上記の写真しか撮影できませんでしたし、調査した結果も以上のとおり中途半端な
内容でしかありません。
でも、かつて類家バスセンターがあったらしい場所に辿り着けただけで、私としては一定の成果はあっ
たと感じております。
今から約30年前まで存在していた類家バスセンター。
そこはいったいどんな場所だったのでしょうか？
また、今年にはなくなってしまいそうな小中野バスセンターの運命もどうなってしまうのか・・・。
いずれ分かる時がやってくるでしょう。

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	小中野バスセンターです。かつてここに移転する前に存在していたとされる「類家バスセンター」に向ってみることにします。
	県道１号とJR八戸線がオーバークロスする交差点付近です。ここからほど近い場所に証言で得られた「外科種市病院」があります。外科種市病院の付近がどうなっているのかは、こちらの地図を見ると分かりやすいです。
	JR八戸線のガード下を走る南部バスの岬大団地行き。
	やってきました。ここが外科種市病院です。この裏手が、かつて類家バスセンターがあった場所と言われている場所です。裏手といっても、この建物の裏手にはバスセンターがあったような広い土地があるのか？と思いました。しかし、証言によると「今は民家が立て込んでしまって当時の面影は何も残っていない」ということでした。とりあえず周囲を見てバスが入って行けそうな道がないか調べてみました。
	ちょうど病院のすぐ隣に脇道らしきものを見つけました。でも、バスが入っていくにはちょっと狭い道だなと感じますね。写真右手にある網がなければ、少し広く道も取れそうですが。
	上の写真の道を勝手に入っていく訳にはいきませんので、裏手に回れそうな道を見つけて入ってみました。なお、取材時にはこの土地にいる方の許可を得て撮影したものです。ここがちょうど類家バスセンターがあったらしい場所に位置しています。今は酒屋さんの空きビンなどが保管されている場所らしいのですが、奥には少し広めの場所もありそうな雰囲気がしましたので、ここにバスセンターがあったのかもしれません。
	上の写真の場所に辿り着くまでに歩いた道を撮影したものです。ちょうど一番上の写真にある交差点側から中心街方向に向って歩いてくる感じです。この広さであれば、バスが入って来れると思いました。